多重債務の現状

国の指針では、5件以上から借金のある人を多重債務者というようですが、じっさいのところ、4件も借入があると、さらに借入はむつかしいようです。

貸付残高制限というのがありまして、年収の3分の1を超える貸付が規制されています。

50万円以上の融資や、借入残高が100万円以上ある人は、所得証明を見せないとかりれないのです。

実際、年収の3分の1の借金を、返済していくというのはしんどいですね。

金利の低い住宅ローンは別としても、例えば2年で返済する金利15%の100万円の借金の返済は、月々48,487円です。

ざっと5万円です。

年収が300万円の人だとすると、月に使えるお金は、25万円ですね。

25万円から毎月5万円返済で残りは20万円。

実家で暮らす独り者ならいいでしょうが、賃貸住宅で暮らす妻子持ちだと、やっていけません。

やっていくには、さらに借り入れする必要がありますが、そうなると借入が、5件6件7件と増えていって、月の返済が10万20万と増えていって、破綻するのは見えていますので、規制がかかったのですね。

ギリギリまでふくらませてパンクするというのも手ですが、自己破産するなり債務整理をするなりは、早いほうがいいでしょう。

社会の経済的損失も少なくて済みます。

ゼロからやり直すのは、若いほうがいいです。

タグ：自己破産 現状 多重債務